時折、
思い浮かんだお話を基に作品を制作しております。
ここでは、そのお話を紹介します。
読んで頂いた上で作品を観ていただけると、
表情も違って見えてくると思います。

長編は書けないので短編のお話ですが、
よろしければ読んでみて下さいね。

コンクリートや鉄に囲まれた生活の中で

偶然迷い込んだ本の家。

１冊の大きな図鑑に

見たこともない

ココロがドクンとする写真を見つけた。

堂々としたその姿は、

一見何者も寄せ付けないような
強い意志を持っているようで

それでいて

弱き者を包み込むような優しさが漂う

一本の大樹であった。

『会いに行きたい。』

植物等この地で見たことのない彼には、
ここにある本だけが頼りになる。

写真や絵を参考に

先ずは植物🌱を見つける準備をしようと思った。

そうすれば、
いつかはあの大樹に辿り着けるだろうと考えた。

何処か遠くに居る植物🌱の声も聴けるように、

自分のアンテナを時間をかけて改造した。

それから、
これから必要となる部品も全て用意して。

準備は整った。

彼は、大樹に会う為の旅に出た。